期數 | 第3期 |
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篇名 | 朗唱の諸相-タイヤル(泰雅)族を例として- |
作者姓名 | 伊藤順子 |
頁碼 | 97-119 |
摘要 | 人は文字を用いて伝達、記録を行うはるか以前から、口承でそれらを行う文化を持っていた。現在もなお、固有の文字を持たない台湾原住民・泰雅(タイヤル)族は、彼らの歴史、道徳、規範、知識などを口承で伝えてきた。この口頭文化の形態を特に「朗唱」とする。「朗唱」は単なる歌ではなく、朗誦体で語り続けるような状態を指す。それは記録の伝達のみならず、彼らのアイデンティティを世代から世代へと連綿と伝える、重要な役割があった。しかしながら近年は、外来文化などの影響により、この「朗唱」という永く続いた伝統文化が徐々に変化しつつある。本論は、タイヤル族をモデルとし、彼らの精神的支柱である朗唱の諸相を検証する。これは他の多くの伝統的な口頭文化の理解に寄与するものと信じる。 |
關鍵字 | タイヤル族、朗唱、エスニック・アイデンティティ、郷土言語教育 |
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